ビールのプリン体は少ない？ビール類銘柄別プリン体含有量一覧

「プリン体はビール類に多く含まれている」というイメージがあると思いますが、それでは、具体的にどのビールにはどれくらいのプリン体が含まれているのでしょうか？

ある医薬品メーカーから一覧表をいただいたので、以下に掲載します。

ビール類銘柄別プリン体含有量一覧表2016（1）

以下クリックで大きな画像が開きます。

ご自由にダウンロードしてお使いください。

ビール会社各社や他のサイトでは、100mLあたりのプリン体含有量を載せているところが多いですが、ここでは350mL（1缶）あたりの含有量が掲載されているので、感覚的にわかりやすいと思います。

ビール類銘柄別プリン体含有量一覧表2016（2）

この中から各社を代表する銘柄を抜粋して、見やすいように以下の表にまとめました。

ビール類350mL（1缶）あたりの含有量です。

プリン体摂取は1日400mgを目安に…

『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』には『生活指導』の中に食事療法、特に『1日400mgを目安にしたプリン体の摂取制限』が示されています。

www.tufu.or.jp

 

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治療ガイドライン ｜ 公益財団法人 痛風財団

前述の表を見ると、「セブンゴールド 金のビール」が1缶あたり40.6mgと最も多くなっていますが、それ以外は1缶あたり40mg未満となっており、10缶（3.5L）飲んでも制限値の400mgに到達しません。

（画像出典：プレミアムライフ向上委員会）

毎日毎日ビールを3.5L以上飲む人は、そう多くいないと思います。

なので、ビール単独としてのプリン体の量は、あまり気にする必要はなさそうです。

アルコール自体に尿酸値を上昇させる作用がある

ただし、アルコールは食物中に含まれるプリン体の分解を促進し、尿酸の産生を増加させることと、アルコール自体の分解の際に生成される乳酸が尿中尿酸排泄を阻害する働きがあることで、血中尿酸値が上昇します。

プリン体を含まない焼酎やウイスキーなどの蒸留酒の飲酒でも血中尿酸値が上昇するのは、このためです。

（出典：QUPiO）

日常食べている食品の方が、ビールよりもはるかに多いプリン体を含んでいるため、お酒を飲む時は、食べ物の方に注意しましょう。

キラキラ快適Life

 

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プリン体の多い食品一覧・少ない食品一覧（ビール類・飲料を除く）

前回、ビール類に含まれるプリン体は意外に少なく、むしろ食べ物に含まれるプリン体の方がはるかに多いということを記事にしました。  今回はその食べ物に含まれるプリン体についての記事です。 プリン体は体内で代謝されて尿酸になるプリン体はそのままでは体に悪影響を与えませんが、体内で代謝されて尿酸になり、その尿酸が過剰に産生されると、痛風や尿路結石症、腎機能障害といった病気の原因となります。 （画像出典：selfdoctor.net）  1日に摂取してもよいプリン体の上限値は400mg前記事の繰り...